2012年3月25日日曜日

花だより 梅満開!!








東京では例年より3~4週間遅れてウメが満開になりました。

梅一輪いちりんほどのあたたかさ

これは芭蕉の高弟、服部嵐雪の句です。今は満開からピークを少し越えたあたり。いちりんどろこではなく、しちりんを通り過ぎて、春真っ盛り。高知県では桜の開花宣言が出ました。

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編集長から、春の訪れのお便りです!
ほんとに待ちに待った季節ですね。

なお、3月になってからあまり更新できなくてすみません。
これから約2週間、クライマックス(とどめ?)の仕事があって、それが終わったら、戻ってまいります

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2012年3月19日月曜日

あんこう鍋の後は、㊙お楽しみ! (”A´級グルメシリーズ1 千代田区神田界隈~甘味処・竹邑” 「東京物語」72ページ)

Кафе "Такэмура" и японские традиционные сласти:
 ("Для любителей японских деликатесов1- Округ Тиёда:район Канда" Токио моногатари стр.72



「いせ源」であんこう鍋のおじやを楽しんだ後のデザートは、お向かいの甘味処「竹邑」で。
「もうお腹いっぱい」と言いながら、粟ぜんざい、みつ豆、くずもち、揚げ饅頭…どれにしましょうか。桜湯のしょっぱい味が、さっぱりとしていて美味しく感じられます。





左)粟ぜんざい 右)桜湯 ♡


Когда садишься, сначала приносят «сакура ю». «Сакура ю» – это подсоленная горячая вода с цветком сакуры, этот напиток часто пьют в Японии по особым случаям.

С конца октября по начало июня знающие люди могут полакомиться «ава дзэндзай». Лепешка «моти», приготовленная из чумизы «ава» (вид зерновых) обильно покрывается «косианом» (бобы «адзуки» варят, пока они не станут мягкими, протирают, добавляют сахар, и все это замешивается до получения сладкой бобовой массы – «косиан»).


店の佇まいも、店の方の仕草も落ち着きがあって、ゆっくり静かな時が流れる不思議な空間。
木枠の引き戸や窓が、懐かしい昔の家を思い出させてくれます。
アルミサッシになる前はこんなだったなあ…と。






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お待たせしました!!(・∀・)Y.Iさんの人気シリーズ「A´級グルメ」。 ブログ第2弾は春を待つ思いをこめて・・・♪
「別腹ね」などと言いながら、友達ととりとめないおしゃべりをする時間っていいものですね。

「竹邑」は作家池波正太郎もよく通ったそうです。
またこの建物は2005年には特撮ドラマ「仮面ライダー響鬼」で、ライダーたちの集まる拠点として使用されたとのこと。
ライダーも甘党なのでしょうか。
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2012年3月13日火曜日

ウラジオストクから嬉しいお便り!

Клуб любителей японской культуры при Японском центре во Владивостоке




ウラジオストク日本センターには日本文化同好会や日本語教室などもあり、様々なイベントが催されています。
そこで働くオリガさんという女性に「東京物語(ロシア語)」をお贈りしたところ、丁寧なお礼の手紙とともに、本の紹介と感想をホームページに掲載してくださいました。


ウラジオストクの日本ファンを引っ張っていく、若きリーダーの一人であるオリガさん。
歴史に造詣ある彼女ならではの、深く読み込んだ感想をご自分の言葉で語ってくださっています。


こちらの会のホームページも大変面白く、情報が満載。
5月に開催される俳句のコンクールの募集記事。お題は「海」。
他にも興味深いイベントが目白押しです。
またインタビュー記事も、ゲストの人柄がよく引き出されていて、とても読みごたえがあります。





静かに未来を照らす (”日本の夜が変わった~女性パイオニアが仕掛けた日本のライトアップ” 「東京物語」2ページ)

Будущее, озаренное светом:
("Вечера в Токио изменились.– Пионер художественной подсветки в Японии –)

「二つのタワー、光の競演 復興への感謝や平和願う」
朝日新聞デジタル版

「東京スカイツリー(墨田区)と東京タワー(港区)に10日夜、特別な光がともった。
 東京スカイツリーの点灯は、観光庁のキャンペーンの一環。世界から寄せられた復興支援への感謝と、東京大空襲の日を踏まえた平和への願いを込めた。午後6時、高さ125メートル以上のLED(発光ダイオード)444台が点灯されると、白い光に包まれた。
 東京タワーは午後6時半、大展望台の南東面部分に「KI●ZU●NA NIPPON」(●はハート)の光の文字を浮かび上がらせた。 」

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記事には写真と動画あり。じっくりとご覧ください。
またロシアのアニメ・マンガ愛好家のサイトでも、東京スカイツリーの特別な照明について記事で取り上げられています。
 http://anime.com.ru/modules.php?name=News&file=article&sid=4023

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この写真は「東京物語(ロシア語版)」巻頭記事から。2010年から2011年へ。
撮影はカムチャッカ出身シカゴ在住のローマ・バーシチキンさん。

「東京物語」の制作期間は、2010年10月~2011年11月。
ちょうど半ばの3月に起きたあまりにも重大なことの数々を、何かの形で書きとどめておくべきだろうか、でもどのように?書けるものなのだろうか?
何度か話し合いを重ね、今の形、特に章は設けず、物語の内容として必要なことは記述をすることに決めた。
それでも常にこの現実は頭のどこかで離れず、各人が様々なことに思いを馳せながら作り上げていった一冊。

被災地から200㎞以上も離れた東京からではあるが、心から応援したい思い、遠い地で日本を祈る人への感謝。言葉ではどうしても表しつくせないものを、「光」は伝えてくれる力があると思う。
特に東京タワーはじめ日本の「光」を作った照明デザイナー石井幹子氏の作品は、静かにそっと照らしてくれる、大昔の「灯り」の温かさがある。

被害に遭われた方々、まだまだ大変な状況にある方々のために、これからも微力ながら東京で出来ることを模索していきたいです。



2012年3月4日日曜日

あんこう鍋は神田「いせ源」! (”A´級グルメシリーズ1 千代田区神田界隈” 「東京物語」 70ページ)

Ресторан "Исэгэн" и набэ из морского черта:
("Для любителей японских деликатесов1- Округ Тиёда:район Канда"  Токио моногатари стр.70)






あんこうと言えば冬の味覚。 あんこう鍋と言えば、神田須田町の「いせ源」。

暖簾を掲げて約180年という老舗です。冬の季節は3月半ばまで無休、土日祝祭日は11時から通し営業しています。

店の前には大きなストーブが。追込み座敷なので、メンバーが揃うまで、ストーブに当たりながら待ち合わせでしょうか。夕食には少し早めの5時を過ぎると、あっという間に広い座敷が満席に。
年配の客ばかりかと思うと、さにあらず。若いカップルや男性グループ、子供連れのファミリーも目につきます。美味しいものには目のない食いしん坊揃いのようです。

まず、おからを薄味で煮た付きだしと、濃厚なあん肝のみを使用したきも刺し。滑らかな舌触りです!江戸風の少し濃いめの汁の鍋を火にかけ、仲居さんが「はい、食べごろですよ」と言うのを待って、まずあん肝を火が通り過ぎないうちにいただきましょう。

続いて、コラーゲンたっぷりのヘロヘロの皮やひれを堪能。鍋の中身を全部いただいたら、仲居さんが醤油出汁と白出汁を足してご飯を投入。「このまま混ぜないでくださいよ」と念を押され、じっと手出しをせずに待っていると、頃合いを見計らって溶き卵とネギを入れてくれて、火を止めて、「10秒待って。はい、どうぞ!」。美味しいです!

毎週日曜日11時から、あんこうの吊るし切り見学会もあるそうですよ(先着10名要予約)。
「いせ源」のおかみに『東京物語』をお見せしたところ、「ロシア語で紹介されたのは初めて!」と、とても喜んでくださいました。

Ресторан «Исэгэн» был основан в поздний Эдо в 1830 году. В то время здесь подавали рыбу «вьюн» («додзё»), и уже в эпоху Тайсё (1912–1926) ресторан стал специализироваться по блюдам из морского черта («анко»).

Здание, в котором сейчас находится ресторан, – традиционный японский дом, построенный в 1930 году, его характерные особенности – резьба с ромбовидным узором на балюстраде на втором этаже и вывеска, запечатлевшая историю. Когда заходишь в вестибюль, бросаются в глаза сверкающий до блеска порог и домашний синтоистский алтарь.


 
Морской черт – это как будто приплюснутая сверху плоская глубоководная рыба с большим ртом. Он имеет удивительный вкус, который невозможно вообразить по его внешнему виду, и он пользовался успехом у полных любопытства жителей Эдо с хорошим аппетитом.


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本日はスペシャルバージョン!p(*^-^*)q
A´グルメシリーズの執筆者、Y.I
さん御本人の寄稿。有難うございます。

コメント不要。とにかく美味しそうです~~!!
「東京物語(ロシア語)」には、このA´グルメシリーズが1~6まであり、どじょう、鰻、藪そば、親子丼、オムライス、豆富料理、和菓子…と百花繚乱のラインナップ。

これらが江戸~明治・大正~現代と、どのように親しまれてきたかも分かって興味深い。
しかもそれがロシア語で説明できます。

いつの日か「東京物語特別企画!Y.Iさんと行くA´グルメツアー」、催行を希望します!(・∀・)

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☆なお明後日よりブログアップ担当出張。3月からは少し更新が途切れてしまいそうです。
でもまだ語りたいネタは皆たくさんあるので、今後も出来る限りアップ頑張ります。


2012年3月1日木曜日

本日完成スカイツリーと浅草寺 (”浅草のうつりかわり” 「東京物語」289ページ)

Самая высокая в мире телебашня "Tokyo sky tree (Небесное дерево)" и храм Сэнсодзи:
("Череда изменений Асакуса" Токио моногатари стр.289)







В Токио сегодня завершено строительство самой высокой в мире телебашни "Tokyo sky tree (Небесного дерева)"
"РИА новости"
http://www.ria.ru/world/20120229/580184139.html

История храма Сэнсодзи, согласно летописи, начинается с того, что в 628 году два брата из семьи Хинокума, рыбачившие в устье реки Сумидагава, выловили золотую статую богини милосердия Каннон и вместе со старостой местной деревни стали поклоняться ей.
...
Сегодня храм - одна из главных достопримечательностей Токио. Его посещают не только метные жители, но и многие туристы. В празничные дни начала лета ежегодно на его территории проводится ярмарка физалисов.

浅草寺から隅田川まで徒歩で5分ほど。

対岸に見えるスカイツリーが本日完成し、建設会社から運営会社への引き渡しが行われました

ほおずき市は四万六千日の縁日に合わせて実施されます。

最近、若い女性の売り子が増えたようです。


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編集長投稿ありがとうございます!(・∀・)
売り子さん、可愛くて小粋でいいですね~。


四万六千日というのは、このほおづき市の開かれる7月10日に参拝すると、46000日参拝したのと同じご利益や功徳がある、という由来から。
46000日とは、126年分に相当…するらしい。

浅草寺の仲見世通りの途中(伝法院のあたり)、本堂に向かって右方向に見えてくるスカイツリーが威風堂々として好きです!

※ご購入、お問い合わせはロシア語通訳協会へ※
メールかFAXで

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