2012年3月13日火曜日

静かに未来を照らす (”日本の夜が変わった~女性パイオニアが仕掛けた日本のライトアップ” 「東京物語」2ページ)

Будущее, озаренное светом:
("Вечера в Токио изменились.– Пионер художественной подсветки в Японии –)

「二つのタワー、光の競演 復興への感謝や平和願う」
朝日新聞デジタル版

「東京スカイツリー(墨田区)と東京タワー(港区)に10日夜、特別な光がともった。
 東京スカイツリーの点灯は、観光庁のキャンペーンの一環。世界から寄せられた復興支援への感謝と、東京大空襲の日を踏まえた平和への願いを込めた。午後6時、高さ125メートル以上のLED(発光ダイオード)444台が点灯されると、白い光に包まれた。
 東京タワーは午後6時半、大展望台の南東面部分に「KI●ZU●NA NIPPON」(●はハート)の光の文字を浮かび上がらせた。 」

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記事には写真と動画あり。じっくりとご覧ください。
またロシアのアニメ・マンガ愛好家のサイトでも、東京スカイツリーの特別な照明について記事で取り上げられています。
 http://anime.com.ru/modules.php?name=News&file=article&sid=4023

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この写真は「東京物語(ロシア語版)」巻頭記事から。2010年から2011年へ。
撮影はカムチャッカ出身シカゴ在住のローマ・バーシチキンさん。

「東京物語」の制作期間は、2010年10月~2011年11月。
ちょうど半ばの3月に起きたあまりにも重大なことの数々を、何かの形で書きとどめておくべきだろうか、でもどのように?書けるものなのだろうか?
何度か話し合いを重ね、今の形、特に章は設けず、物語の内容として必要なことは記述をすることに決めた。
それでも常にこの現実は頭のどこかで離れず、各人が様々なことに思いを馳せながら作り上げていった一冊。

被災地から200㎞以上も離れた東京からではあるが、心から応援したい思い、遠い地で日本を祈る人への感謝。言葉ではどうしても表しつくせないものを、「光」は伝えてくれる力があると思う。
特に東京タワーはじめ日本の「光」を作った照明デザイナー石井幹子氏の作品は、静かにそっと照らしてくれる、大昔の「灯り」の温かさがある。

被害に遭われた方々、まだまだ大変な状況にある方々のために、これからも微力ながら東京で出来ることを模索していきたいです。



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